連続講座:施設分離型小中一貫教育校_スタート「にのみや学園」

元気なコミュニティー協議会(ゲンコミ) 生涯学習連続講座
令和5年4月22日(土) 10時~12時 町民センター2Aクラブ室

「施設分離型小中一貫教育校スタート『にのみや学園』」
  講師 森英夫(二宮町教育長)

 令和5年度の最初の講座は、現二宮町教育長である森英夫さんを講師にお迎えし、演題を「施設分離型小中一貫教育校スタート『にのみや学園』として、この4月から義務教育の新しい形態として始まった「にのみや学園」について、その目的や仕組み、経緯や課題などを詳しく解説しました。

 参加者は、子育て中の方々をはじめ幅広い年齢層の町民、教育関係者など35人。

 「二宮学園」設立の目的としては、少子化の中で子どもたちの人と人とのつながりを増やし、9年間の一貫した教育の中で、中学校への進学にともなう不安も解消することなどが挙げられました。

 その仕組みは、現状の施設を使いながらの小中一貫校「にのみや学園」として、二宮小学校と二宮中学校をつなぐ二宮中グループと、一色小学校と山西小学校と二宮西中学校をつなぐ二宮西中学校をつくり、それぞれのグループの中で、またグループ同士の交流が行われるというものです。

 こうした仕組みづくりが実現できたのは、「二宮町では各学校で共通の教育方針を策定することができたから」と森さんは強調。

 参加者からは「当事者である子どもへの視線を常に重視してほしい」「教員の不安を解消どうするのか」といった要望や質問が出され、参加者らの関心の高さがうかがわれました。