連続講座:鉄道開業150年 二宮の鉄道物語

ゲンコミ生涯学習連続講座

令和4年10月29日(土) 10時から12時 町民センター2Aクラブ室

「鉄道開業150年 二宮の鉄道物語」

           講師 杉崎 行恭 氏

 一色小学校区元気なコミュニティ協議会(ゲンコミ)による生涯学習部会の連続講座、10月29日は「鉄道開業150年 二宮の鉄道物語」でした。講師は二宮町在住のフォトライター、杉崎行恭さん。

 150年前にわが国で初めて鉄道が開業して以来、神奈川県は常にその最前線であったことから説き起こし、二宮駅の今昔の様子、二宮と秦野を結ぶ軽便鉄道のこと、そして鉄道趣味の楽しさと奥深さを、自由闊達にお話しくださいました。

 杉崎さんは、旅行本や鉄道雑誌にたくさんの写真と文章を掲載しているだけでなく、『駅舎』(発行/みずうみ書房)、『旅鉄 BOOKS 025 木造駅舎紀行 200選』(発行/天夢人)などの著書も多数もっています。

 写真と文筆のプロゆえに、講演の内容は深い知識に裏打ちされていると同時に、ご本人の鉄道好きがあふれ出て、お話しを聞いている方たちは皆さん身を乗り出すようにして「鉄道趣味の世界」「〇〇鉄の世界」を楽しんでいました。

 杉崎さんが鉄道の歴史を調べる中で大事にしていることは、資料が少ない事柄に関しては「地元の人に話しを聞く」ことだそうで、この日も、集まった人たちに何度も「知っている方がいらっしゃいましたら教えてください」と呼び掛けていることが、とても印象的でした。

 参加した方から感想が寄せられましたので、ここに転載します。

「日本の鉄道開業150年目の今年、ゲンコミがワクワクする講演会をやってくれましたね。今や鉄道のことを語らせたら日本でエース級のひとり、杉崎行恭さん。自ら撮った写真も使いながらのお話しを、おもしろく聞かせてもらいました。2時間はあっという間で、近いうちに続きの講演を期待しています。二宮図書館には杉崎さんの本が9冊あり、私はそのうち3冊を自分でも持っていますが、図書館にはもっと彼の著書を置いてもらいたいものです。それはともかく、ゲンコミさんは、この催しをしてくれて本当にありがとうございました」