講座報告:5/25 脳卒中の予防

元気なコミュニティー協議会(ゲンコミ) 生涯学習連続講座の報告です
令和6年5月25日(土) 10時~11時半 町民センター2Aクラブ室

「脳卒中の予防」
    講師:権藤 学司(湘南大磯病院長)

湘南大磯病院から先生をお招きしての第2回目。院長が代わられ、まずは権藤院長の専門である脳神経外科の内容を伺いました。
「私の専門は、脳脊髄外科である」と仰る。信頼を寄せる患者さんも多いのだろうと思わせる優しい語り口でした。

前半では、脳卒中はどのように起こるか。後半では予防について。
脳の血管に血の塊ができて詰まる状態にも、動脈硬化により細くなった血管に塊が詰まる状況と、心臓から塊が飛んできて
脳血管につまった状況とある。ステントを入れたり血栓を除去するなど手術の様子も動画で紹介されました。
体感として、半身麻痺・失語・視力障碍などが数分で戻る状態の場合、そのままにしてしまう方がおられるが、すぐに病院へ
行くことを警告。このことを一過性脳虚血発作と言うそうです。血管の破裂は2週間以内の再破裂が2割。
お話を聞きながら改めて、外科医による手術の決断や神経が張り詰める作業に敬服いたしました。

予防は、手始めに高血圧から治す、とのこと。糖尿病や不整脈、高コレステロールも放っておかずに受診。
タバコは止めて、アルコール・食事の塩分・脂肪を控える。体力に合った運動続けること。

最後に、湘南大磯病院の新設計画について教えていただきました。
現在施設がある場所の北側に新病院を建てる。
令和7年1月までに設計を終わらせる
    9月ごろに着工
その後、仮工事などを経て、建屋は4年後ぐらい。
駐車場など整備して、完成は5年後、というあたりになるだろうとのこと。
どんな病院が欲しいか、地域の声を出してください、と。

今回の参加者は48人。関心の高いテーマだったと思います。
質問時間には、皆さんが抱えておられる心配や過去のこと、検査などについて丁寧に答えていただきました。