連続講座:親子で楽しむ 夏の星座

元気なコミュニティー協議会(ゲンコミ) 
生涯学習連続講座
令和5年6月24日(土) 10時~12時 町民センター2Aクラブ室

「親子で楽しむ夏の星座」 講師 澤村 秦彦氏(元平塚市博物館長)

 好評だった昨年の「冬の星空」に続いて、今回は夏の星空について講義いただきました。夏の夜空を観察するための入念な準備の方法から解説が始まりました。やみくもに夜空を見上げても星座を見つけにくいので、明るい目立つ星から見つけるコツを教わりました。手を握って拳をつくり、腕を星の方向にピンと伸ばして星と星の距離感をつかむ方法も教えてくださいました。

 東寄りの空に浮かぶ明るい星を結んでできる三角形が「夏の大三角」です。これをきっかけに、はくちょう座、さそり座、おおぐま座、こぐま座をたどっていけば夏を代表する星座たちを観察して楽しむことができます。

 私たちの太陽系がある銀河系を内側から眺めた姿が天の川として見えているようです。二宮町は、市街地としては星空がよく見えるそうです。よ~く目を凝らして眺めると、夏の大三角の中にキラキラときらめく天の川を見ることができるようですよ。

 もう一つの楽しみは流れ星。この夏の見どころは、8月13日頃に最もよく見えるペルセウス座流星群。地球の軌道を横切る塵の帯に地球が突っ込んでいく時、地球と衝突したちりが大気との摩擦で燃えていく様子が、地上からは流れ星として見えるんですって。よく晴れていれば1時間に5、6個は見えるようです。なんともロマンチックな瞬間ですね。みなさんも夏の夜空を見上げてみてはいかがしょう。